会社の同僚の自殺。

自分の会社の同僚が自殺しました。パチンコ屋の駐車場で車の中で農薬を飲んだそうです。女性の人です。

会社の同僚と言いましても自分自身はその人とはほとんど喋ったことがなく、おはようございますとお疲れ様でしたと、すれ違い様に挨拶をしたことがある程度です。

ですが顔は知っていますので話を聞いた時には衝撃でした。ご冥福をお祈りいたします。

ここからは人から聞いた話ですが、生活にかなり困窮していたようです。通勤に使っていた車はリースで借りていた車らしいのですが、その車のリース代が払えずにリース会社から没収されたそうです。

代わりに会社の上司が乗っていた車を売ってもらったらしいのですが、その代金も支払わないまま、また、名義の変更も行われていないままの状態で亡くなってしまいました。

ですから自殺に使われた車は売買の口約束の状態だったわけで、その状態で使わせてもらっている期間だったわけです。

当然名義も会社の上司のままですし、所有権もその上司のものですから、その上司とすれば自家用車を使われたわけで、それもまた驚きだったことと思います。

また家があったのかなかったのか、ほとんど家に帰らず車の中で生活していた車上生活者だったらしいです。

亡くなった後からいろんな話をいろんな人から聞きましたが、自分も60歳になりますしこの年まで生きていますと会社の同僚やかつての同級生、昔の知り合いなどがどうなったかという話がいろいろと入ってきます。

これは皆さん同じだと思うのですが、病気になった・入院した・亡くなった・・そういった話は非常に多いです。

在職中に亡くなった人は自分の知り合いでも10人以上はいますしそのうち自殺者はこの人を含めて2人です。蒸発して会社に来なくなった人も3人います。

蒸発したというのはそれぞれまた人の噂ですが、かなりの借金があってこの土地に住んでいられなくなったということです。

突然いなくなったり自殺したりは実際にそのことが起きてみなくては、周りの人もその人がどういった状況だったのかは分かりません。

事件が起こって初めて「あの人はああいう状況で生活していたのか」と知ることになります。

ちなみに車の中で生活していて家のない人というのはこれまでの自分の人生の中で5人いました。

いわゆるホームレスで仕事をしている人です。大半は自分が以前いた会社の知り合いなので今ではどうなっているか知りませんが、家がなくて働いている人というのは多くはないもの、わりといるような感じがします。

また同じ会社にいるからと言ってみんなが同じレベルで生活しているわけではないんですね。

ある社員は独身で親と暮らしているために余裕があり頻繁に飲みに出たり遊びに行ったりしていますし、また別の人はギリギリとは言いながら普通に生活していますし、借金が多くて家のない生活をしている人、あちこちから金を借りていて毎月給料日にそれらを返して給料日の時点で給料がゼロになる人もいました。

給料日はパチンコデーということで、給料日にパチンコで全部給料を使い切ってる人もいました。人の生活は全く分かりません。本当に人それぞれバラバラです。

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