深夜の山道に不気味な車

こういった感じで延々と山道が続く、ある道路があります。
 
何kmにも渡ってこういう山道が続いてますが、何年か前の、夜中の1時か2時ごろに、この道路を走っていると、前の方にタクシーが一台停まっていました。
 
ここは前後何kmにも渡って、家など一軒もない所。こんな所でお客が降りるはずもない。
 
明らかに不自然な停まり方なので、何らかの異変が起こっているのだろうということは想像がつきました。
 
運転手の人かお客が急病なら、救急車を呼ばなければ、と最初に考えましたが、なぜかこの時は事件性を強烈に疑いましたね。
 
中で運転手の人が殺されているのではなかろうかと。そして刃物でも持った男が、すぐ近くにいるのではないかと。
 
ですが、通り過ぎるのも何か気がとがめるので、降りて様子を見に行くつもりで相当ビビリながらもその車の真後ろに停めようと、ゆっくりと近づいて付近を見てみると、いました。
 
お客らしき男が、車から降りて、車の横に立っていました。
 
立ってはいましたが、その男は腰を曲げて手を両ヒザの上についてゲロを吐いてる最中でした。
 
何のことはない。酔って帰ってる客が「吐きそうだから停めてくれ。」というパターンでした。だからこんなところに停まってたのか。。
 
恐怖を感じて損しました。
 
この時は、何か起こっていたら助けねば、いう気になりましたが、もしまた次に、深夜の山の中で、ぽつんと一台、道路に停まっている車を見つけたら、降りて近寄ってみようか、それともそのまま通過しようか、それはその時になってみないと分かりませんね。何かすごく不気味なので。
 
そういうことにはあまり遭遇したくないですが。
2015-07-02yamamichi

クラッシュタイプの蒟蒻畑ライト マスカット味。

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