白紙のメールが来る
ここ最近、三日続けて白紙のメールが合計で4通来ました。もちろん件名にも何も書いてません。
何年か前、初めてこういった白紙メールを受け取った時には、誰かの嫌がらせか、恨みでも買っているのかとちょっとビビッて、あれこれ考えたことがありますが、要するにこれは、実在するアドレスかどうかを調べてるメールなんですね。
何でこういうことをするかといえば、要するにメールアドレスを集めてネットでビジネスやってる会社とか個人に売るためです。
メールアドレスを自動で作成するソフトがあるようで、最初に、それで何十万何百万と作った架空のアドレスに白紙のメールを送信します。
存在しないアドレスだったらメールが返ってきますが、返って来なかったメールは、偶然実在していたということです。
実在していることが判明したメルアドは何万件かまとめて販売されます。
多くの人は自分の名前をベースにメルアドを考えてますから、メルアドには大体ありがちなパターンがあって、吉田(yoshida)だったら名前の後ろに数字をつけるとか(yoshida124)、間に-(ハイフン)を入れるとか(yo-shi-da)、そういう色んな規則に基づいて名前やありがちな単語をベースにメルアドを大量生産していくと、結構な確率で「当たり」が出るそうです。
それでそのリストを買った会社や個人から一方的に未承諾広告、いわゆる迷惑メールが届くようになる、という仕組みですね。でも、まともな会社はこういうことしません。するのは怪しげな会社だけ。
このメールは差出人がezwebになってますので、au携帯からでしょうか。
送信元のアドレスがしっかり入ってますが、以前も書きましたが、送信元のアドレスは、その書き換え方を知っている者だったら簡単に偽装出来るそうで、携帯のアドレスだからといって、携帯から送信しているとは限りません。
この送信元のアドレスも誰かから盗ってきたアドレスじゃないですかね。
苦情はこのアドレスに行きますから、本来の持ち主はびっくりです。ここにはデタラメなアドレスを設定してた方がまだ人情味があります。
自分も以前、「自分のメールアドレス」から宣伝メールが来たことがあって驚いたことがあります。
こういう大量のメールを送る作業、下請けの在宅ワークでやってる人もいて、相場は一件1円だとか。でもこれで月に50万稼ぐ人もいるという話です。
全ての怪しいメールは、返事を出したりしないで反応しないことしか対策はないようです。
迷惑メールは永久になくならないでしょう。でも大昔よりは明らかに減ってるような感じはします。