目覚まし時計の刑

仕事で船に乗っている人は、いったん陸を離れると、その航海が終わるまで、船の中での生活ということになりますね。頻繁に港には着いて陸には上がれるものの、帰って寝るのは船の中。船が家代わりです。

そういう、とある船員の人が言ってましたが、その船では怠慢やミスなどをした場合の罰則として

「目覚まし時計の刑」

というものがあるそうです。言葉だけ聞いても意味が全然分かりませんが。

要するに、処罰の対象となる男から目覚まし時計や、タイマーのついている携帯などを取り上げ、明日の朝は目覚ましなしで起きてこい、というもの。

規定の時間にちゃんと起きて来ればそれでよし、寝過ごしたら数人でその男の部屋に行って手荒く起こす、ということらしいです。

手荒くというのは、具体的には何をするのかまでは聞けませんでしたが、男同士だとやっぱ蹴りとかビンタになるんでしょうか。

しかし寝ているところへいきなり殴る蹴るをされたらたまったもんじゃありません。人間、いつも同じ時間に起きていると体内時計で自然にその時間に目が覚めるといいますが、それに賭けるしかないでしょう。

ちゃんと起きて遅刻しなければ罰則なしですから、そのあたりは一応仲間の優しさでしょうか。

自分は目覚まし使わずに決まった時間に起きるのは、絶対無理ですね。普段でも目覚まし3つかけてます。使わなくなった古い携帯2つと目覚まし時計1つ。それでも寝過ごすこともあります。

出かけてホテルに泊まった時は、携帯2つと、持ってきた目覚まし2つ、それとホテルの目覚まし時計の、合計5つをセットしてます。

時間差つけて場所を離してますが、どれがどこで鳴ってるのか分からないような時が多々あります。一番遅い時間は、飛び起きなければ間に合わないようなギリギリの時間にセットしてますので、最終的にこれで起きることも結構ありますね。
2018-05-06mezamashi

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