進入禁止で捕まった時の言い分
ある人が、交差点で信号待ちをしており、彼は左に曲がるつもりでウインカーを出していた。彼の後ろには、たまたまパトカーが停まっていた。
ところが、彼が曲がろうとしている「左の道」は、一方通行でこっちから入ると違反になる。進入禁止の標識も出ている。だが彼はそれに気づいていない。
信号が青になった。
彼は普通に発進して、左に曲がった。その途端パトカーが一回サイレンを鳴らして「前の車、止まって下さい。」
と放送され、彼はあっさりと捕まってしまった。
「ここは入っちゃいけませんよ。進入禁止の標識に気づかなかったの?」
と言われて彼も頭にきて言い返した。
「ワシは左にウインカー出してただろうが!要するに『これから違反をします』と予告しているようなもんじゃ!
あんたら警察なら、スピーカーがあるんだから、『そこ曲がっちゃいけませんよ。』と放送くらいして、教えてくれるのが筋っちゅうもんじゃろうが!
目の前で違反が起こるのを分かり切っててあえてやらせて、そこを捕まえるというのは汚いんじゃないんか!
警察いうのは犯罪生み出してから捕まえて自分の成績上げとるんか!」
と。
なるほど。確かに筋は通ってる。ちょっと感動。彼の言い分ももっともだが、結局通用しなかった。
「進入禁止に気づかなかった方が悪い」のと
「教えてくれなかったの方が悪い」
どっちが悪いかといえば、やっぱり違反した方でしょうかね。