あの時死んでいたかも知れない

前の投稿で、薬の容器がノドに詰まって死んでいたかもしれないということを書きましたが、その関連で、自分も随分と生きてきましたので、これまでにも「あの時死んでいたかも知れない」というような場面は他にもありました。いくつかあげてみたいと思います。


●階段

以前東京の方に会社の研修で4ヶ月ほど住んでいたことがありましたが、東京に弟がいたので弟の部屋で一緒に飲んだことがありました。

その弟の部屋はアパートの2階だったのですが、建物の外に階段がある構造でした。

これは現場の写真ではありませんが、こんな感じの建物でした。階段を上がったら正面にドアがあります。
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この時も相当酔っぱらっており、トイレに行こうと思ってトイレのドアを開けたらたらそれはトイレのドアではなくて玄関のドアでした。

トイレと思ってそのまま進んだのでその階段から転落しました。多分頭から地面まで落ちて、地面で相当に頭を打ったようです。

この状態で気を失ったのかそのまま寝てしまったのか、しばらく道路に寝ていたようです。

これは後で聞いた話なんですが、自分が階段から落ちた音を1階に住んでいる人が聞いて、何事かと思って出てきてくれてその人が救急車を呼んでくれたようです。

自分の方は救急車が来る前に意識を戻し、それから道路で立ちションして再び2階の弟の部屋に上がって寝ました。

そうしましたら救急隊員がドアを開けて部屋に入ってきまして、起こされて救急車の中に乗せられまして病院に連れて行かれました。

相当血が出ていたようで、弟の話によると部屋が殺人現場のようになっていたと言っていました。

自分がかなり酔っぱらっていますので何もできませんでしたが、多分1階に住んでいる人と弟が何もかも面倒見てくれたんでしょうね。

救急車を呼んでくれた上に、あの部屋にいますと救急隊を案内してくれたんだと思います。

次の日落ちた現場を見てみますとアスファルトに直径20cmぐらいの血痕がついていましたから頭から相当血が出てたみたいです。


●風呂

それからまた別の日、これも酒を飲んでからなんですが、当時の自分のアパートの風呂は蛇口からお湯が出るタイプではなくて、水を入れてガスで沸かす風呂でした。

これはフリー素材のサイトからもらった写真ですが、当時の家の風呂はこういう感じの風呂でした。
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風呂を沸かしながら酔っぱらって風呂に入ってそのまま寝てしまいまして、しばらくして熱さで目が覚めました。

沸かしっぱなしにしてたものですから、すでに風呂が熱湯になっていました。

「うあちぃぃーっ!」と声を出していっぺんに目が覚め、風呂から飛び出しました。

40年以上前のガス風呂ですから、温度調節とか自動でストップとか、そういう機能はありません。沸かし始めると延々と沸かす風呂でした。

あの時も、仮に気持ちいい温度だったらそのまま寝てしまって、いずれ溺死していたかも知れません。

ネットで風呂の溺死に関して検索してみると、風呂で溺死することもあると書かれてありました。
沸かしっぱなしにしていたことが幸いして目が覚めました。
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●居眠り運転

また、これは今から数年前のことですが、猛烈な眠気に襲われながらも山の中を車で走っていた時、ほとんど寝てしまい目は開いているものの、意識がなくなった感じで、ハッと目が覚めると完全に反対車線を走っていたことがありました。

これまで経験で、ウトウトして車体の1/3ぐらいが反対車線にはみ出すということは何回かありましたが、もろに車全部が反対車線に入って走っていましたのでびっくりしてすぐに元の車線に戻りました。

山はカーブが多いですから、これも運が悪ければ対向車が避けてくれる暇もなく正面衝突だったでしょう。反対車線に誰もいなかったので、これまた運が良かったです。
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居眠り運転は何回もありますが、左側に突っ込んだことはありません。いつもセンターラインをオーバーして反対車線にはみ出すパターンです。

やはり主に右手でハンドルを操作しますから、ウトウトして右手に力が入らなくなるので車が右側の方に行くんでしょうね。

酒を飲んでいた時のことは両方とも20代でのことです。今はそんなに飲むことはありませんので、酒が原因で危ない目に合うということは可能性は低いでしょう、若気の至りですね。

現在10代20代で危ない目にあったことがないという人も、これからの人生で「あの時死んでいたかもしれない」という経験はいつかするでしょう。ある程度歳をとって元気で生きていられたら、その時に運が良かったからでしょうね。

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