捨てきれないもの。
ブログでも何回か書いておりますが、色んな書類はスキャンしては捨てるようにしています。病院関係とか車の関係とかお知らせの手紙とか、相当にスキャンしてパソコンの中に入れては捨ててきました。
その一環として大学時代や、それ以降に書いた漫画やイラストも処分しようと思いまして、スキャン自体はもう全部済んでいるんですが、押入れのから段ボールを引っ張り出して、捨てるつもりで中身を出してみました。
大学時代は漫画愛好会と柔道部と2つのサークルに入っておりまして、もちろん柔道部の方は練習に出なかったら、どえらい目に遭(あ)わされますので、柔道部が優先として、空いた時間や夏休み冬休みなどにはひたすら漫画ばかりを書いて漫画愛好会の活動の一環として同人誌を作ってコミケなどにも参加しておりました。
大学時代に書いた漫画の一部ですが、こんな感じです。完成まで書いたものは全部で8本で、未完のものを合わせると12本です。ページの総数は300ページくらいです。大半がプロレスものでした。
それからこれは漫画ではありません、仏画です。
大学を卒業してからスーパーに就職し、そこを5年で辞めて寺に入ったことがありまして、その時は寺の職員として就職したわけです。一応職業は僧侶すなわち坊さんとして、通夜や葬儀もやっておりました。
5年ほど寺に勤めておりまして、その間に寺が発行する機関紙に仏画を書いていた時期があります。その時に書いたものです。
これが50枚くらいありました。今から30年ぐらい前のことです。
寺で働いていた時期のことはこちらのホームページの方にも書いてあります。
No.90 管理人・吉田の寺時代の体験(心霊体験)
捨てるのだったら漫画の方はスクリーントーンがいっぱい貼ってありますし、イラストの方もかなり絵の具が塗ってありますので、再生紙の資源ごみじゃなくて燃えるゴミに出さなければならないかなと思いながらも、段ボールから出して眺めていますと、大昔のものとはいえ、当時の自分が大好きで狂ったように書いていたものですから、これを捨てるというのもやはり心が締め付けられるような思いで、やっぱりこれは捨てられないなということになりました。
そういうことで何のことはない、また同じように押し入れの中に入れておきました。自分が死んだら誰かに捨てられるんですから、今捨てても同じと言えば同じなんですが、なかなかそうはいきませんね。
他人にとってはゴミでも自分にとっては宝物というものは、人それぞれあると思います。自分にとって昔大好きだったものは宝物として、死ぬまで取っておくことになるでしょうね。