酔って自分の悪事をしゃべる。
結構昔のことですが、とある飲み屋さんに飲みに行っていた時、その店で初めて出会った男としばらく話をしたことがあります。
女の子も2人ほどついていたのですが、その男も結構喋る人で酔ってくるに従って
「わしゃあ、飲酒運転なんかしょっちゅうやっとるで。この間も飲んで運転して帰ったわ。じゃけど捕まったことは1回もない。」
とか
「邪魔になる停め方しとる車がおったから、この間10円玉で引っ掻(か)いてその車に傷をつけてやったわ。」
とか
「路上駐車しとる車がおったんで横を通り抜けようとしたらガツンと当たってしもうて、周りを見たら誰もおらんかったんで、そのまま逃げて来たーや。はっはーっ当て逃げしちゃったーっ」
などと喋り出して、女の子も「えー!」と言ってびっくりして
「大丈夫なん、そんなことして!捕まるんじゃないん?」
などと言っていました。
酔っぱらった勢いで自分の過去の悪事を次から次から自分で暴露(ばくろ)していました。武勇伝のつもりなのかも知れません。
時々いろんな人から「飲みに行って途中からほとんど覚えてない。」「どうやって帰ったか覚えてない。」
ということはよく聞きますが、覚えてない間にこんなことを喋っているかも知れません。そういうのって結構恐ろしいことです。