千円ちょうだいの女子中学生。
随分と昔の話になりますが、自分の住んでいる周南市には夏に「大徳山(だいとくやま)夏祭り」というお祭りがあります。
その時には徳山駅を中心に歩行者天国になったり屋台が出たりして相当な人が集まるのですが、10年以上前、その夏祭りに自分が行った時にたまたま徳山駅に行ってみたことがあります。
駅にもすごい人がいましたが、その中に駅の前で、おそらく女子中学生でしょうが、3人組が立っていました。
何かのイベントでもやっているのかと、ちょっと立ち止まって見てみましたらその3人組、道行く人たちに
「ねぇーっ千円ちょうだい!千円ちょうだい!」
「だれか千円ちょうだい!」
と、結構大きな声で片っ端からねだってました。
こんなことやって、本当にあげる人がいるのかどうか、ちよっと観察していましたが、1人の50代くらいの髪の薄い男が近づいていきまして
「おうおう、かわいいのぉ。千円やろう。これでうどんでも食いんさい。」
そう言って3人に1人ずつ千円を渡してました。
それからすぐに今度は別の男が3人に近づいていって
「これでなんか買って!」と、またもや3人に千円ずつ渡してました。
こんなわずかの間に2人も千円渡すとは。
こっちもいつまでも見ているわけにも行きませんので、それで立ち去りましたが、あの調子だったら1万円とか2万円なんかあっという間ですね。かわいいと得ですね。
もしこれを男がやっていたら
「変な人がいるので排除して下さい。」と、誰かが警察を呼ぶことになるでしょう。
写真は建て替わる前の、昔の徳山駅と現在の徳山駅です。
2009年