デジカメの互換バッテリーは使っても大丈夫なのか。
ボディビルの大会に行って一日中写真を撮っていますと、1日で1万枚ぐらい撮ることがよくあります。そうしますとバッテリー1本では到底足りませんから、だいたいいつも8本持って行きます。
自分の使っているカメラはニコンのD850とD810です。
2台とも同じバッテリーで、EN-EL15という型番です。末尾にaやbやcがついているものもありますが、そういったものはこの型の、より最新型です。形も大きさも同じですが、容量が違います。
自分が持っているのはニコン純正のバッテリーが4本、互換バッテリーが4本です。
互換バッテリーは、ご存知のようにニコン純正のものではなく別のメーカーが作ったバッテリーのことです。中国製のものが多いですね。自分の持っているものも中国製です。もちろん、純正品と形も大きさもまったく同じです。
並べて写真を撮ってみました。左の2本がニコン純正、右の2本が互換バッテリーです。
ニコンのものはNikonと書いてあります。
裏返してみた写真です。上の2本がニコン純正、下の2本が互換バッテリーです。互換バッテリーにはMADE IN CHINAと書かれてあります。貼られているシールが違うのは別々の会社で買ったからです。ニコンの互換バッテリーを作っているのは1社だけではないようです。
こういったメーカー純正ではないバッテリーを使っても大丈夫なのかどうかということに関しましては、プロカメラマンである矢沢隆則さんがYouTubeの動画で解説してくれています。
矢沢さんの動画は自分もよく見ています。
#264 【How to】互換バッテリー、ダメ、ゼッタイ
タイトルからして完全に否定してありますね。やはり使わない方がいいということです。
では自分はどうかと言いますと、この動画を見るまでは普通に使っていました。互換バッテリーの最大の利点は安いということであり、それでつい4本買ってしまったわけですが、せっかくあるものだからと、つい使ってしまってます。
と言うか、つい使って・・ではなく優先的にバリバリに使ってました。
ちなみに価格を比較してみますと、こちらがニコン純正品。5,798円(送料別)です。画像のリンク先は楽天です。
ニコン EN-EL15c Li-ionリチャージャブルバッテリー
こちらが互換バッテリーです。1,599円です。かなり金額が違いますね。
EN-EL15 EN-EL15a EN-EL15b EN-EL15c 互換バッテリー
現在までのところ互換バッテリーを使っていて特に不具合といったものはありませんが、ニコン純正のバッテリーに比べればやはり消耗が早いような気がします。
一日で何千枚あるいは1万枚・2万枚撮る人はこまめに変えなくてはなりません。
しいて自分が気づいた点といえば、撮っている最中何回もバッテリーの残量チェックはしていますが、残量が80%・70%と減っていって40数パーセントになった時、まだ半分弱残っていると思っていましたら、いきなりシャッターが押せなくなることがあります。
つまりバッテリーがなくなったということです。
スタートからあれだけ撮って、あと48%ぐらい残っているからもうしばなく大丈夫と思っていても、それぐらいの残量になると一気になくなることがあるんですね。カメラが動かなくなって慌ててバッテリーを変えたことは何回もあります。
あるいはバッテリーが半分ぐらいになってくると残量が正しく表示されていないのかも知れません。
ですから互換バッテリーを使っている間はこまめにバッテリーチェックをして、もう50%を切ったらいつカラになるか分からないという感覚で、40%台になったらすぐ変えてます。
しいて言えばそれぐらいですが、やはり専門家の方が使わない方がいいと言っているのですから、使わないにこしたことはありませんね。
自分の場合、純正4本、互換を4本持っていますから、今では必ず純正の方から使っていって、互換を使うのはどうしても足りない時といった感じで使ってまして、あくまで最終的な予備といった感じにしています。
こちらは楽天とアマゾンの「ニコンEN-EL15」の検索結果です。ニコン純正と互換品と両方が表示されています。