社員旅行にて。行きのバスですでに酔いつぶれる。
市内を走る観光バスを見てふと思い出したこと。
自分が20年くらい前にいた会社で、社員旅行に行ったことがあった。行に出発したらバスに乗って、すぐにビールを飲み始める人は結構いる。でも朝だし、これから観光するので普通は一本か二本にとどめておくのだが、その「50代の彼」は最初からガンガンいってた。
観光地について始めはみんなと一緒に観光していたが、その後もバスに戻っては飲み続け、勢いがついたのか、そのうち日本酒まで飲み始めた。一人で大声を出して大騒ぎ。
そして昼食会場に着いた時、彼はもう一人では立てなかった。
「どうします?昼ご飯食べます?」
と、他の社員が聞いたら
「せっかく来たんじゃけえ、食うど。」
と言うので、二人の社員が両脇を抱えて何とかバスから降ろした。
「水飲んだ方がいいですか?」
「吐きたくなったらこの中に吐いて下さいよ。」
と、スーパーのビニール袋を持って別の社員も付き添う。まさか昼の12時ごろから泥酔者を介抱しなければならないとは、あまりの馬鹿さ加減にみんな唖然。
昼食会場の建物に着いたら、彼が「吐きそうじゃ。」と言うので、急いで便所に連れて行った。それから当分出てこなかった。もちろん昼飯なんか食えるわけがない。
その後バスに戻ったら熟睡状態で、ホテルに着くまでずっと寝てた。ホテルに着いてもまだ酒が抜けていないようで、ふらふらしながら「もう寝る。」と言うので、別の社員が付き添って彼の部屋まで連れて行き、彼はそのまま眠りに入った。
当然、夜の宴会も不参加。一体何しにきたのやら。
みんながシラフなのに、一人だけ泥酔状態になっていたら結構恥ずかしいものがある。
いい年をした社会人なんだから、場面を考えて酒の量をセーブすべきですね。