病院代を払いたくないので診察に行かない人。
知り合いの飲み屋のママさんのことなのですが、一か月ほど前から体の左側が痛いと言います。
腕も痛いし体の左側も痛い、左足も痛いそうです。見たところ動きが不自然というほどでもありませんでしたので、激痛というほどでもないんでしょうが、一応病院に行くように勧めました。
ですがこのママさん
「病院には行きません。お金かかりますから。だいたい私が体が痛いと、店の従業員の女の子たちにも言ったら、やっぱり病院に行った方がいいですよ、なんて言うんですよ。
あんたたちの給料払ってるから、こっちはお金がないんだよ!と言いたかったんですが、言うとさすがにみっともないので言いませんでしたが、従業員に言われるとなんか腹立ちますね。」
と言うので
「そうですね、まあお金はかかりますね。僕も正月にインフルエンザになって中央病院に行ったんですが、その時は7000円でした。」
と言いましたら
「でしょう!やっぱり7000円とか1万円とか、かかるんですよ。そんなお金出す気がありません。絶対に病院には行きません。」
と言います。
ところで「金がない」という人に対して自分がいつもふと頭をよぎるのが、この人はタバコを吸っているのかどうかということです。
自分もかつて37年間タバコを吸っていました。ですから喫煙者の気持ちも十分分かるつもりです。
お金を出せる出せないの話に、中毒性のあるタバコの話を持ち出すのは卑怯かも知れませんが、ちなみに自分の場合、だいたい毎日2箱買ってましたので、1ヶ月のタバコ代は2万5000円以上はかかってました。
仮にこのママさんが自分と同じぐらい吸っていたらやっぱり月2万5000円ぐらいはタバコ代にかかっているはずです。
タバコ代は払うけれども、病院代は払いたくない。
そういう考え方も分からないでもないです。
30分経ったら吸いたくなる、具合が悪くても吸いたくなる、1食ぐらい食べなくても、食べ物を買う金があるんだったらタバコを買う。
かつての自分もそういう考えでした。
これがタバコの魔力。
「タバコをやめて、そのお金で病院にいったらいいじゃないですか。」なんていうことは、喫煙者の人には、まず言わない方がいいですね。
この話題は
「そうなんですか。。お大事にして下さい。」
と言って流しておきました。