まず動画

とある二人組が、お互いのスマホを見せながら会話してました。
 
話の内容を聞くに、両者ともパチンコ好きで、交互に見せ合っている動画は、自分がパチンコしてる時に役がかかって、玉がバンバン出ている時の動画でした。
 
お互い、結構な本数があるようで、延々と解説しながら見せ合いしてましたが、パチンコをしていない自分にとっては、そういう場面を撮る人もいるのかと意外な発見でした。
 
片方は、「これがその時の玉や」と、多分、玉の入った箱の撮影をしていた場面を見せ
「それからこれがカウンターに玉を持って行ったところ」
「ここを歩いて換金所まで行って」
「出て来た金がこれや」
と、玉が出てからそれを景品に変えて金を受け取るまでの一連の動きを全部撮影していたようです。
 
後日、パチンコ好きな人に聞いてみたら、パチンコ店で動画を撮影する人は普通にいるとかで、やっぱり好きな道で、自分の活躍を動画にして残しておきたいという思いは誰でもありますね。ちょっと意外な世間の常識を知りました。
 
動画とは、コンテスト、イベント、子供の行事など、特別な出来事のためかと思ってましたが、携帯持ってれば、何でも動画で撮れます。
釣りの好きな人だったら大物を釣り上げる瞬間とか。
ですが、動画に気持ちが行って、その場の行動に支障をきたしそうな気がしますが。
 
以前、ネットで見たニュースですが、ラーメン店に刃物をもった強盗が押し入って、たまたまいた客が、レジから金を脅し取る様子を動画で撮影していてネットにアップしていて
 
「危険ですので、こういった時に動画を撮るのは辞めましょう。」と、何かのニュースに載ってるのを見たことがあります。
 
嬉しい瞬間と同じくらい、危険な状態も絶好の動画チャンス。といった考えになるのでしょうか。戦ったり逃げたりと、行動するより、まず動画。
 
動画とネット全盛で、その場に居合わせたら、誰でもジャーナリストになれる世の中になってます。

蒟蒻畑 ララクラッシュ 杏仁ミルク。クラッシュした蒟蒻畑を、やわらかなジュレで包み込んだデザート。

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