車がはちあわせ
車一台がやっと通れる道で、両方向から来た2台の車がはちあわせになった。
道は細いが、そこは住宅街なので、どっちかが10mか20m下がれば駐車場とか民家の庭で十分すれ違える。
だが、双方気が強いのか、お互いすぐ間近まで車の前をくっつけておきながら、両方とも下がろうとしない。
そのまま数十秒から1分以上経過。そのうち片方の運転手がスマホをいじり出した。
「俺は絶対下がらんぞ、お前が下がるまで待つ」
という意思表示。
しょうがないから、やっと相手が下がり始め、ちょっと広い所で何とかすれ違えた。
当然、すれ違う時に手を挙げて挨拶したり、お礼のクラクションを鳴らしたりなどしない。
後日、相手を下がらせた本人からこの話を聞いたが、
「俺は絶対下がらんと思うたね、大体、車の格が違うわ、相手は軽でこっちはクラウン。相手が下がり始めた瞬間、勝ったと思ったね、ざまあみいって感じじゃったわ。」と。
一応、その場での話は合わせて「勝ちましたね」とは言いましたが、なんだかねえ。こういうのを自慢の対象にするのもどうかと思いますが。