運動してないって証拠じゃないの?
下松(くだまつ)ジムの建物の壁に掲げてある、大きな写真。
片川淳さんですね。
2011年の世界マスターズボディビル選手権(50代の部)で優勝したのを記念して会長が作ってくれたものです。
ジムの隣がカレー屋の駐車場になっているので、カレー屋に来たお客がこの看板を見ることが多いようで、これまでも、自分の会社の同僚とか業務上のお客がカレーを食べに来た時にこの看板を見ていて、自分としゃべっている時に話題になったことが2-3回あります。
そのうちの一人で(その人はジムとかトレーニングにほとんど無縁の人でしたが)、何か月か前、この看板の話になった時、その人が
「あの看板の人、すごいね。」
「あの人もあのジムに来てるの?」
という始まりで話題になり、話の流れで
「あのジムには、あの人以外にもコンテストに出てるビルダーの人が何人も来てますよ。」
と自分が言った話を挟(はさ)んで
「コンテストに出てる人とかハードにやってる人は、ほとんど毎日、体のどこかが筋肉痛になってますよ。」
と自分が言うと
「ふぅん、でもさぁ、筋肉痛になるってことは、普段、その人たちが運動してないって証拠じゃないの?運動してたら、筋肉痛にはならないでしょ。」
などと、超マト外れなことを言い出すので、こっちもムカつきながらもたまげましたが
「いやいや!普段からやってるからああいう体になるんであって、それで運動してない証拠とかどうとかいう理論は、おかしいでしょう!」
「そうかねぇ?」
「いや、ですから、継続してトレーニングをしているにも関わらず、それでも筋肉痛になるということは、毎回それほどの強度でやってるってことなんですよ!」
と、その後も、ボディビル界の名誉のために説明はしましたが、果たして納得したかどうか。
筋肉痛と聞くと運動不足という考えに直結というのが驚きでした。
じゃ、プロ野球選手とかプロレスラーが筋肉痛になったと聞いたら
「運動不足じゃないの?」
って思うんですかね。