ニセ札の処分方法

昔からニセ札作りは、いろんな人の手によって行われ、ポピュラーな犯罪の一つとなっている。この治安のいい日本でも時々発見されるくらいだから、当然海外にもニセ札は多く出回っていると考えるのが普通である。
 
東南アジアでは結構な数の、ドルのニセ札も出回っているという噂である。では海外でニセ札をつかまされてしまった場合、その国の警察や銀行に持って行けば本物のお金に換えてくれるのかというと、そんなに甘くはないらしい。つかまされた方が悪いということになって、結局泣き寝入りとなる。
 
ある人がフランスのパリで両替を頼んだら、その中の一枚の紙幣がどうもおかしい。何か紙の質が違う。手ざわりが明らかに本物のお札とは違うようだ。不信に思って郵便局に持っていって鑑定してもらったらやはりニセ札だった。
 
もちろん郵便局が本物のお金に換えてくれるわけはない。その人も困って「どうしたらいいんでしょう。」と、窓口のお姉さんに聞いてみた。
 
するとその窓口のお姉さんが言うには、
「あなたがそれをつかまされたのと同じように、街のどこかで黙って使ってしまうのが一番いいですよ。でも銀行に持って行ってはだめです。銀行はニセ札は取り上げてしまいますから、そんなことをすると損をしてしまいますよ。」
とアドバイスをしてくれた。
 
「犯罪は許せん」と、警察に通報し、その分の金額を損するか、「通報は次の人に任せよう」と、使ってしまうかは個人の判断次第ということでしょうか。
 
自分だったら、使った時にバレたら怖いので、もちろん通報しますけど。

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