スマホの忘れ物詐欺

最近、近畿関西方面で流行り出した手口らしいです。
 
駅に、一人の男がスマホの忘れ物がなかったかと尋ねてきます。
 
スマホの忘れ物は確かに届けられられていて、話を聞いてみると、色とかアドレス帳の一部とか、壁紙などかなり詳しい事まで一致していて、持ち主に間違いないだろうということで、駅員も返そうとしますが、駅の規則で相手の身分証明書を見せてもらうことになっているので「運転免許証などをお持ちですか。」と言うと「そういうものも全部落としたので持ってない。」と言い張ります。
 
「ええから早う返せ!」と迫ってくるので、これだけ詳しく当たっていれば本人に間違いないだろうということで駅員もその人にスマホを返します。
 
そしてそのすぐその後に、別の男が「スマホの忘れ物はなかったか。」と尋ねてきます。
話を聞いてみるとさっきの男と全く同じことを言います。
 
「そのスマホだったらさっき別の人に渡しました。」
 
と言うと怒り出し「それ俺のスマホや!全然知らない奴になんで渡した!スマホ弁償せえ!個人情報が漏れた責任取れ!」と損害賠償を求めてきます。
この、後から現れた方は免許証など、身分を証明するものを持っていてこちらの方が正当な持ち主であることが判明します。
 
全く同じスマホの持ち主が2人も現れて駅側も意味が分かりませんが、要するにこの2人はグルだったわけで
 
「本当の持ち主かどうか確かめもせずに、俺のスマホを他人に渡した責任を取れ」
 
という展開に持って行って金をせびるという手口らしいです。
 
これは別に駅じゃなくても、店舗を構えている店ならどこでも使えるような手口です。
しかし、よく色々な詐欺恐喝が出てきますね。

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