曲がったバーベルシャフトでデッドリフトをすると
何年か前、結構昔のことになりますが、当時のジムに曲がったバーベルシャフトがありました。
普通に使っている分には全部で300kgぐらいつけても、シャフトがしなることはあっても曲がったままになることはないそうなのですが、高重量をつけたまま床に落としたりすると、その一瞬の衝撃で曲がったまま元に戻らなくなるそうです。
そういった形で曲がったままのシャフトだったのですが、もちろん他の人が使わないように、しばらくして撤去されました。
まだ曲がったばかりで撤去される前にこのシャフトでデッドリフトをやってみたことがあります。もちろん自分などは大した重さはあげられませんが、同時最大でも120kgぐらいのものでした。
それで1セット目、20kgプレート1枚ずつつけて60kgで床の上にセットしました。
その曲がったシャフトをつけると重力の関係で山になっている部分が下になります。
この状態で上から掴(つか)んでふんっと引っ張り上げますと、その瞬間シャフトは一瞬でグリン!と半回転し、山になっている部分が上になります。
そこで一回ガッシャーンと衝撃がきて動作が止まり、そこから改めて引っ張り上げるような感じになります。
まだ軽い重量でしたから一回止まっても上がりましたが、自分の限界重量だったら衝撃だけ来て、とても上がらないでしょう。
曲がったシャフトでやると難しいと言うか・・使わない方がいいですね。
こういったシャフトでできる種目といえば何もないでしょうし危ないでしょうから、やっぱり曲がったものは廃棄するしかないんでしょうね。