不安だった遠征も無事終了し、大会結果をアップしました。2021
6月24日に行われました兵庫県クラス別ボディビル選手権の結果と写真をアップしました。
http://bodybuilding-report.jp/
去年2020年はコロナの影響でほとんど大会が行われませんでした。 10月18日にゴールドジム主催の大会に行っただけで、日本ボディビル連盟が主催する大会は2019年以来です。
去年ゴールドジム主催の大会に行った後はブログでも書きましたが大会に行って3日ぐらい後に潰瘍性大腸炎が悪化して入院しました。
あの時は28日ほどで退院したのですが、 去年の11月ぐらいに退院したというのに、あれからかなり元気にはなったとはいえ、いまだにその影響で以前よりは随分と虚弱になったままです。
体重が随分と減りまして、去年の正月には99.5kgあったものが、今日は68.4kgでした。31kgぐらい減ってます。ダイエットで痩せたものではなく、病気で体重が減ったのですから不健康な痩せ方です。
入院前の具合の悪かった数か月間で20 kgぐらい減りまして、入院中の28日間で8kgぐらい減りましたので退院した直後が一番衰弱していました。
入院中はずっと寝たきりだったので脚が思いっきり弱ってまして、脚以外にも全身の筋肉がごっそりなくなったような感じでした。
ここで衰弱自慢というわけじゃないんですが、去年11月、ですから今から7ヶ月ぐらい前のことですが退院した直後の状態としてはこんな感じでした。
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・会社に復帰はしたものの会社の2階まで階段で上がるのに手すりを使って手の補助がないと一気に2階まで登れません。脚だけで登ろうとすると、4-5段ごとに数秒間休んで登らなくてはなりません。
・2階まで階段で登ったら何秒か休まないと歩き始める気になりません。
・一旦しゃがんだら足の力だけでは立ち上がれずに、両手を床について手の補助がないと立ち上がることができませんでした。
・平坦な道を100mぐらい歩いただけでハアハアゼーゼーといって息が切れます。
・家の冷蔵庫を開けようと思って冷蔵庫の扉に手をかけて引っ張ったら、扉が開かずに自分が冷蔵庫の方に引っ張られました。
・家で使っている製氷機はダイソーで買ったものでちょっと氷の塊が大きいので確かに固かったのですが、これをひねって氷を取り出すことが出来ずに、いくら力を入れても製氷機がびくともしませんでした。
後ろからお湯を軽くかけると弱い力でもひねって取り出せるようになりますので、その方法で氷を出しました。
・ものすごく疲れやすくなって会社から帰るといつも30分ぐらい横たわって休んでからでないと家で動く気がしません。
部屋の掃除をしたり家事をするにもしょっちゅう座ったり横になったりして休む必要があります。
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という感じでした。
退院してからは一応トレーニングにも行ってますし今ではさすがにこういったことはないのですが、それでもちょっと元気になってこれよりはマシになった程度です。
普段の家と職場の往復の生活だから、なんとかある程度普通に生活はできているものの、新幹線に乗って遠くへ出かけるとなると普段と違うことをするわけですから、大丈夫なんだろうかという気はありました。
トイレの回数は依然として1日に6回から8回ぐらいありますし、それはもちろん入院前の毎日20回以上というレベルに比べれば随分と良くなったのですがまだ多い方です。
薬を飲んでいけば何とかなるかなという感じです。
30kg 以上体重が減って、その後ごっそりと筋肉が落ちて弱々しくなり、そしてなおかつ非常に疲れやすくなりました。
だからといって毎日家と職場の往復だけでは何の変化もありませんし、今回の兵庫は不安とはいえ退院以来、初めての遠征でしたが、なんとかなるだろうという感じで行ってきました。
ですがやはり自分の弱弱しさを感じる場面はありました。
6月20日の朝、車で出発しまして、いつも新幹線に乗る徳山駅の近くの駐車場に車を停めて、そこから駅まで200mぐらい歩きました。
徳山駅が見えてくる頃まで歩いてきましたら、後ろの方から横の方からカッツン、カッツンという音が聞こえてきます。
それは誰かが杖をついている音だったのですが、横を見ましたら杖をついている老人が後ろの方から歩いてきて自分の右の方に並んできました。
そして自分を追い越して行きました。
見ると片方の足の運びがおかしく足の悪い人だったようです。チラッと見ましたが年齢も多分70歳ぐらいでした。
脚が悪くて杖をついている老人に追い抜かされて、その後みるみる引き離されていきました。あっという間に50 m ぐらい引き離されてしまいまして、その老人の方が先に徳山駅のエスカレーターに到着しました。
自分はこんなに歩くのがのろかったのか?
ちょっとショックで苦笑いしました。脚も含めて全体的な筋力が低下しているために、やっぱり動きものろくなっているんでしょうか。いやさっきの老人がパワフルで速すぎるんでしょう。そう思うことにしました。
それから徳山駅に着いてエスカレーターに乗りましたが、ここでふと気づきました。
リュックサックが大体6.5kgぐらいあるのですが、リュックサックが重たいために背負っている自分が随分と前傾姿勢になってます。まるで腰の曲がった老人みたいな体勢です。
「この体勢はちょっとみっともなかろう。」
そう思って上体を起こして背筋をまっすぐにしました。ですがその瞬間、リュックサックの重さに背中が引っ張られて、真後ろにひっくり返りそうになりました。
うわっと声が出て、幸いにもエスカレーターに乗っている最中でしたから、手は手すりの上に置いていましたので、瞬間的に手すりをぎゅっと握ることによって踏みとどまることができました。手すりがなかったら完全に後ろにひっくり返って転落事故になってました。
だいたいこのリュックサックはもう何年間も同じものを入れて同じように背負って何回も出かけてきたのにひっくり返りそうになるなんて初めてのことです。
普通の人だったら体幹部分の筋肉で踏みとどまれるところですが、そうならないところが弱くなった証拠でしょうか。とにかくなんとか無事で良かったです。
どんだけ虚弱になっとんねん。
この日出かけながら不安に感じたことは
・階段を登るようなところがあって一気に登れずに途中で止まって休んだりしたら、すぐ後ろにいる人から怒られるんじゃないかとか、
・JR神戸駅から会場まで歩いて10分ぐらいらしいのですが、10分間続けて歩くことができるかどうか、途中で休みたくなった座るところがあるんだろうかとか、
・さっきリュックサックの重さでひっくり返りそうになったので、どっかで本当にひっくり返ったり転んだりするんじゃないかとか、
・大会終わった後には疲れ果てて帰りがものすごくしんどくなるんじゃないかとか、それで新幹線の自由席で帰るつもりが座れなかったらどうしようかとか、
一般の人だったら考える必要もないことが次々と頭をよぎりました。
ですがそれでも行動を起こさないと今後の事もありますし、出かけるとどんな感じなのか経験してみる必要があります。
それで結局結論から言えば案外大丈夫でした。
会場に向かう最中も続けて歩けましたし、階段もリュックサック背負ったまま登ることができました。
大会終わってからヘトヘトに疲れるなんてこともなく、結構元気で帰ってくることができました。案外取り越し苦労だったようです。
ですが大会終わってから、よく大会会場で出会う大阪のカメラマンの人と一緒に神戸駅まで歩いて帰ったのですが、やっぱりその人は普通に歩いているつもりでも、自分にとっては歩く速度は速かったんでしょうか、歩いてたらハアハアと息が上がってきました。体力の衰えを感じたとしたらそれぐらいです。
去年の11月に退院した時はどうなることかと思いましたが、あれからジムにも復帰してトレーニングに行ってきましたし、トレーニングの後、ロードランナーで20分か30分歩いていますので体力は回復傾向にあるみたいです。
ですが体重はなかなか戻りそうにないですね。やっぱり食欲がかなり落ちてます。ちょっと食べただけでお腹いっぱいになります。
今回神戸に行った時でも、昼ご飯に食べたのはこのカロリーメイトの1箱だけでした。
これだけで一食の量がちょうどいい感じなので、これに加えて何か食べようという気にもならないぐらい胃袋が小さくなってます。
行く前は随分と不安がありましたが実際に行って帰ってきてみたら結構元気で案外大丈夫でした。今後はなるべく食べて体も動かすようにして行けばなんとかなるでしょう。