去年あった、無料ブログでの一斉削除事件(?)

無料ブログの会社は数々ありますが、その中の一社で、去年の12月、ちょっとした事件があり、ネット上で話題になったことがあります。
 
規約違反に該当するブログを一斉に、しかも大量に削除したのです。相当な数のブログが警告なしに一斉消滅。
 
消された理由として
 
・記事の内容が薄い上に、ほとんど全ての記事の最後に販売サイトへのリンクが張ってあり、明らかに誘導目的、あるいはリンクの本数を増やすだけが目的と判断出来るもの。
 
・1人の人間が何十何百と連続開設していたもの。
 
・商品紹介のみのブログ。
 
・文章の自動生成ソフトを使った記事と、販売サイトへのリンクが大量に貼ってある。
 
など、それなりの理由があったのですが、その中において「純粋に日記としてしか使っていなかった一般のブログ」も、かなり数、削除されたようです。
 
これらはビジネス的なこともしていなければスパム的なこともしていない、完全趣味の正当なブログです。
 
このことに関して「削除された理由が分からない」と、異議申し立ても結構あったようです。
 
ですが、実際に削除されたいろんな人たちが、その心当たりを分析するに、大きな理由の一つにあげていたのは「広告を消して使っていたこと」ではないかということでした。
 
無料ブログには必ず広告が表示されています。1ヶ月更新しないと、一番上に広告が表示されるタイプのブログも多いです。
 
あれは、スポンサーとも言うべき企業がブログ会社にお金を払って広告を表示させてもらっているわけで、そうしたスポンサーからの収入があるので、ブログ会社は無料で一般の人に貸すことができるのです。
 
ですが、実際に使う人が勝手に広告を消していると、ブログ会社からすれば、お金だけ受け取って肝心の広告を表示させていないということになり、今度はブログ会社がスポンサーに対して約違反を犯しているような形になります。
 
ですから広告を消して使っているブログは、完全な規約違反とみなされます。
 
そうしたブログは、 日記だけの一般のブログであろうと、2000記事くらい入っている巨大ブログであろうと一日1万アクセスがあるようなブログであろうと自動的に削除されたようです。
 
この会社の場合、スタイルシートを自分で編集でき、また、設定で広告を表示させないようにすることもできるのであちこちに出てる広告を非表示にすることも簡単らしいです。
 
また、ブログ会社が認定している以外の、外部のテンプレートを使って広告を非表示にするのも同じことです。
 
広告を表示させたくないのであれば、有料版にするか、ワードプレスを使って自分で作るべきですね。だいたいこの会社のブログは、ビジネスやアフィリエイトもOKという、それまでは寛容なブログだったのですが、この件で印象が一変しました。
 
この一件で、1ヶ月で50万稼いでくれていたブログを消された人が、少なくとも3人はいるということで、こうなってくると、ブログを消されたおかげで収入源を絶たれ、路頭に迷う人まで出て来るという、特殊な世の中になったと言えます。
 
もっとも、ネット上では、そんな大事なブログを無料版でやること自体、どうかしている意見もありましたが。
 
無料ブログにおける広告というものは絶対にいじってはならない部分といえます。
 
削除されるとブラックリストのようなものに載るのか、削除くらった会社で新規にブログを作り直したら、作っただけでまだ1記事も入れてないのに削除されたとか、作って一時間後には削除されていたという人もいます。
 
規約違反のブログに対する削除自体は、色んなブログ会社がやっていますが、大体ビジネスやアフィリエイト禁止としている会社でそうしたことをしていると、見つかり次第削除というパターンが多いです。
 
もちろん逆にビジネス系OKというのをウリにしているブログ会社も何社もあります。
 
ビジネスに使うと削除されやすいブログとしては、はてなブログ、ウェブリブログ、269g、アメブロ、ライブドア、WEBでき、サンディエゴタウンなどが代表的。
 
逆に、商用OKとしているブログではシーサー、サブライムなど。
それからgooやyahooなどの大手はわりと削除されにくいと言われています。
 
全てにおいて寛容なのはやっぱりシーサーブログでしょう。
 
無料ブログは使うほどに愛着が沸き、カスタマイズしてみたくなりますが、禁止事項をよく読んで、知らないうちに規約違反になっていた、ということにならないように注意が必要ですね。

1 / 11
サブコンテンツ

このページの先頭へ