大会会場でのカメラの設定。
大会会場では以前は絞り優先モードで取っていましたが、3年ぐらい前からマニュアルモードで撮っています。
全てこうだというわけではありませんがほとんどの会場での設定は
マニュアルモード
シャッタースピード 400分の1
絞り 5.6
ISO感度 2500から10000ぐらいの間です。
ホワイトバランス 電球
です。
シャッタースピードと絞りは固定で、ISO感度で明るさを調節します。
以前使っていた絞り優先モードですとカメラが自動的に明るさを調節してくれるのですが、これがうまくいかない場合が結構多く、同じ設定で同じ人物を撮っていても突然明るくなったり暗くなったりすることが多いのでマニュアルモードに変えました。
マニュアルモードは全て自分で決定してカメラが決めることは何もありませんのでだいたい予測通りの写真になります。
ですから明るすぎるかなと思えば明るすぎる写真になりますし暗すぎるかと思えば暗すぎる写真になります。
絞り優先の時のように自分の意に反して突然明るくなったり暗くなったりということがないのでこちらの方がやっぱり安定してますね。
ちなみにこれは2022年に絞り優先で撮った西日本大会ですが、シャッター押しっぱなしの連写で約2秒間で5枚撮れてますがこのくらいの時間でも明るさがバラバラで撮れてます。絞り優先ですと、こんな感じで明るさが安定しません。
ニコンの付属の画像編集ソフトViewNX2で開いてみるとシャッタースピードも表示されますので上に書いてみました。シャッタースピードが速いほど暗く写ります。
現在好んで使っている設定でシャッタースピードを400分の1にしているのは、それぐらいだとブレる可能性がだいぶ低くなるからです。
250分の1くらいだと時々ぶれた写真が撮れますが、400分の1だとその可能性はかなり減ります。ですが減るというだけでブレることもあります。
この写真も絞り優先モードで撮ったのですが、体にはピントがあっているものの両手だけブレてますね。
ニコンのViewNX2で開くとシャッタースピードは500分の1になっています。
500分の1でぶれる場合はそうそうありませんので、これはしょうがないですね。
絞り5.6にしているのは目いっぱい明るくしても自分の持っているレンズではそれが限界だからです。
ですから現在はシャッタースピードと絞りはほぼ固定で、会場でいじるのはほとんどISO感度だけです。
あまりにも光が足らずに暗い場合にはシャッタースピードを320に落としたりISO感度も10000以上に上げたりしますが、だいたい8000以下でなんとか明るさが確保できる会場が大半ですね。
また、こちらは女子フィットネスのパフォーマンスラウンドの写真です。
カテゴリーでいう「フィットネス」は他のボディコンテストの審査と違い、体操の床運動のような激しいパフォーマンスを見せるラウンドがあります。その時の1コマです。
この当時は絞り優先モードで取っていて、フィットネスのパフォーマンスラウンドといえば激しい動きが予想されますので、空中に浮いた人物を取るにはシャッタースピードでいくらぐらい必要なのか考えました。
1000分の1秒ぐらいでどうだろうかと全くの勘でそれぐらいが出るように設定していました。
ISO感度は多分10000か12800に上げて、絞りは一番開いて5.6です。何枚か競技が始まる前に試し撮りしてみましたらシャッタースピードも800から1000分の1秒ぐらいは出て、明るさもちょうど良いような感じでしたのでこれで撮ってみました。
この写真をニコンのソフトで開いてみると当時のデータも出ますが
絞り優先 電球モード 絞り5.6 シャッタースピードが800分の1
となっています。ISO感度は表示されないんですね。空中で回転している人間を止めて撮るには800分の1かできれば1/1000ぐらいが欲しいですね。
こちらも1/800秒が出てましたのでこれも止まった感じで撮れてます。
こういう早い動きが予想される時にはやはりシャッドスピード優先で取った方が良いかもしれません。
ただ屋外の太陽の光でしたら800分の1とか1/1000でもほとんどのカメラは出せると思いますが、室内でそれぐらいのシャッタースピードを出そうと思ったらある程度のグレードのカメラしか出せません。そうでない場合は室内で800分の1や1000分の1を設定するとおそらく光が足らずに真っ暗に写ってしまいます。室内の場合はかなりカメラの性能に影響されてしまいます。