これでも飲酒運転になります。
飲み屋街の近くの有料駐車場に自家用車を停めて飲みに出た人がいました。帰りは当然酒を飲んでいますので運転出来ません。駐車場まで歩いて行って、そこで代行(運転代行)に電話をかけました。
代行の方は、5~6分くらいで到着しますとのことでした。ここは立体駐車場ですからその人も、少しでも早く帰ろうと、代行が来るまでに支払いを終わらせて車を道路に出しておくことにしました。
車を発進させて駐車場のゲートでお金を払い、道路に出て、左に曲がったところで車を停めました。
すると、後ろから誰かが走ってくる足音が聞こえました。てっきり代行の人だろうと思って窓から顔を出して振り向くと、近づいて来ていたのは警官でした。
ルームミラーで見ると、パトカーが、駐車場の入り口をはさんで自分の車の後ろの方に停まっています。
「取り締まり中です。息を吐いてみて下さい。」
いきなりこう言われました。アルコール検査をされればひっかかるのは分かりきっています。やはり酒の臭いがするというのでアルコールを測定され、酒気帯び運転ということで切符を切られ、罰金が30万となりました。
「このまま運転するつもりはありませんでした!代行呼んでますので!」
「道路を走ったといっても5メートルくらいじゃないですか!」
と、くい下がりましたがダメでした。わずかでも道路を走ったのがまずかったらしいです。
「酒を飲んだら1メートルでも運転してはダメです。」
ということで、飲酒運転と断定されました。
飲み屋街の近くにある駐車場から、夜、発進していくような車は、警察側も完全に疑惑の目で見ていて、よくそういった駐車場の出入り口で見張っていることがあります。
自分も大会に行った時、夜に新幹線で帰ってきて、その時は駅の近くの繁華街の駐車場に車を止めていたのですが、駐車場から出た途端に後ろから警察に「停まってください!」と放送されて止められたことがあります。
「息を吐いてみて下さい。」と言われ、もちろん飲んでいなかったので、全く大丈夫でしたが。
駐車場から出た途端に捕まった人は結構いるようです。
ちなみに自分の知り合いのママさんもこのパターンで捕まり、罰金100万円の免許取り消しになったと言ってました。
飲酒運転で捕まったら即刻解雇という会社も多いですが、この人は会社の方はどうなったのでしょうか。