大会会場でのカメラのホワイトバランス。
一眼レフのカメラにはホワイトバランスという設定項目があります。ホワイトバランスとは光の種類を選択する項目です。
人間の目には同じ「明るい」という状態でちゃんとものが見えていても、光にはいくつか種類があって、晴天の場合や蛍光灯、電球の場合など、機械的に見れば光の種類が違うわけです。
ニコンの場合はホワイトバランスの設定画面はこんな感じです。ここの設定を何も変えていない時はどのカメラも標準でオートになっています。
設定項目を見てみると、電球や蛍光灯、晴天、フラッシュ、曇天と、いくつも種類があります。
このホワイトバランスの設定によって画面の色合いが随分と違ってきます。とはいいましても、ほとんどの場合オートにしていれば特に問題はありませんので、普段は画面を開いたことのない人も多いと思います。
自分も外や室内を取る場合はほぼ全てオートで撮っています。ですが大会観戦に行った時、ステージを取る場合だけは、ホワイトバランスは全て電球モードにしています。
会場によってステージの照明はもちろん種類が違いますし、いろんな会場で撮っているわけですが、なぜかステージの写真だけは、ほとんどの会場でオートで撮ると赤っぽい写真になります。会場によってはかなり赤くなります。
電球モードにすると赤が抑えられて青が強く出ます。その結果、他のモードで撮るよりも自分の目で見た色に近い写真が撮れます。
いくつかの会場でホワイトバランスの設定を変えて撮ってみました。
兵庫県姫路市 アクリエひめじ
福岡県北九州市 ウエルとばた北九州市立福祉会館
京都府京都市 京都テルサホール
岡山県岡山市 岡山芸術創造劇場
岡山県岡山市 岡山芸術創造劇場
オートも晴天も蛍光灯も、全く同じでありませんが、よく似た感じに写ります。どれも赤い写真になります。
唯一電球モードだけが、青が強くなって赤みが消えるモードになります。
ただホワイトバランスを電球にするのはコンテスト会場に行ってステージの写真を撮る時だけです。
ステージ以外の画面の写真を撮る時にはちゃんとオートに戻しておかないと、そのまま電球モードで外の風景などを撮ったりしたら、こんな風に真っ青な写真になってしまいます。
コンテスト会場でステージを撮った写真が赤い場合には、ホワイトバランスを電球モードに設定し直すとちゃんとした色合いになる場合が多いですね。