全日本の撮影許可書。2013
日本ボディビル連盟から、8日の火曜日に全日本の撮影許可書がファックスで返ってきました。「許可します」に丸がついてたのでほっとしました。
現在、日本ボディビル連盟主催の大会では1ヶ月前までに撮影許可書を提出するようになっています。ただ、当日会場でも申請出来るので、出してないという人でも別に心配することはありませんが。
日本ボディビル連盟主催の大会とは、日本選手権、日本マスターズ、日本クラス別、ジャパンオープンなどの全国大会のことで、地方大会はそれぞれの都道府県の連盟が主催ですので、許可書は対象外となります。
昔はこういった許可書の提出というシステムはありませんでした。こういった形になったのは、おそらく今から3年くらい前に起こったある問題がきっかけだと思われます。
以下は日本ボディビル連盟の平成22年度 第二回臨時総会記事録ですが、この5ページ目の一番下の方にこういった文章があります。
http://www.jbbf.jp/Sokai/H22_Sokai/101002_Gijiroku.pdf
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「7.カメラビデオでの撮影禁止について
今回から写真の撮影禁止を出したことで、より多くの審議をして決めるべきだったが、この大会前に情報が入り、時間がなかったものですから緊急の措置として今回に限り禁止という措置を取りました。赤外線カメラで撮影してインターネットで流すという悪質なことが現実にあったのです。これから恒久的にするかは皆さんに観察していただいてその結果3月総会で継続審議とするが、悪質なものをどうやって抑制していくのかを検討していくと会長より報告された。」
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赤外線カメラというのは、海上カメラ監視システムの会社である海洋総合開発株式会社のサイトによりますと
「赤外線カメラは、光が全く無い暗闇でも映像を鮮明に見ることができ、夜間監視には最適です。赤外線カメラの映像は、被写体の表面温度を白黒の濃淡に換えて表示するので、船体や車体、壁などにペイントされた文字は読み取れませんが、人物や船舶、車両などの動向を昼夜問わずに監視することができます。」
と書かれています。本来の使い道は、暗闇の中でも熱感知方式によって不法侵入者を発見したり、空き家とされている家に勝手に住み着いている侵入者を、体温や使用している家電製品などの熱源を感知することにより発見することなどが主な使い道のようです。
温度を感知して画像を組み立てる方式のため、これで人間を撮った場合、薄い衣服1枚くらいだったら、まるで透(す)けて見えるかのような映像になり、この映像をネットに掲載した奴がいたとのことです。(撮られた映像がビデオだったら写真だったかは分かりませんが)
許可書の提出を義務づけたのは、選手の保護および、会場で撮影を行った人間の所在を明らかにさせるためのようです。
ただ、議事録にもあるようにこれは今後ずっと、という方針ではないようで、徐々に規制は解除されつつあります。一度問題になったものを、また同じことをする人間が現れるとはあまり思えませんし。。
この許可書が始まった年には日本マスターズやジャパンオープンなど、全部の大会に申請書を送りましたが、そのうちジャパンオープンでは許可書はなくなり、今年の日本マスターズでも事前に送っていましたが、当日会場で「許可書は必要ありませんので・・」と、係りの人が叫んでいましたし、段々と以前に戻りつつあります。
赤外線カメラを使ったというのは、トレーニング・ボディビルに縁のない人ではないかと思います。真面目にやってる人や、ジムで仲間のいるような人でしたら、普通、心情的にそういったことは出来ないはずですから。