会社でのアルコール検査にかからないための自分の基準
自分の会社は、毎日出勤した時にアルコール検査があります。点呼の時に一人ずつアルコール検知器に息を吐きます。そこでアルコールが検出された場合、その人はその場で解雇になります。
ただ、反応が出た全ての人が解雇になるというのではなく、会社まで歩いて出勤してきた人は「今日は帰りなさい。」と言われるだけなのですが、会社まで自家用車で来て、会社でアルコール反応が出たということは、すでに「飲酒運転をして来た」ということになるので解雇になるのです。すでに30数人解雇になってます。
自分も入社の時、この話を聞いてすぐに会社で導入されているものと同じアルコール検知器を買いました。それと、料理で使う計量カップも買いに行きました。
自分は毎日寝る前に焼酎を飲んでますので、どれくらいの量を飲んで、起きる時間のどれくらい前に飲み終われば、起きた時アルコール検知器でゼロになっているのかを、毎日少しずつ量を増やして数日かけて検証してみました。
その結果、ほぼ確実にゼロになるのは、25度の焼酎350ccを、起きる時間の6時間前までに飲み終えれば大丈夫だろうという基準に落ち着きました。
ただしこれは、会社のアルコール検知器が数字ではなく、段階の光で表示されるタイプだから、これで計って一番下のOKのところが光るのであって、デジタル式の正確な数字が出るタイプであれば、ある程度の数字が出るのかも知れません。
上記の基準で起きてご飯を食べてお茶を飲んで計ったら、いつも一番下の「検知しない」部分が光ります。ただしこれは自分だけの体の基準なので誰にでも当てはまるというものではありません。
休みの前日は普段よりも大量に飲んでますが、それでも二日酔いにならないための自分の基準は、25度の焼酎670ccで11時間睡眠です。
計量カップで計るようになってからは、これに慣れて、実家に帰省した時でも計量カップを持って帰って計って飲む癖がついてしまいました。今では酒は計って飲まないと不安になるくらいです。ですから外に飲みに出る時は休みの前日だけです。
ですがここ数年間は、出勤時の検査で解雇になったという話は聞きませんので、それなりに全員が気をつけているようです。
自分は一応、今の会社で運行管理者をしていまして、運行管理者の資格を持っている者は、一定期間に一度、国の定める研修を受けなくてはなりません。そしてその研修は一日の終わりに試験のようなものがありまして、前回受けた研修の時、その問題の一つに
「社員が出勤時にアルコール検知器で反応が出たが、酒気帯び運転の基準以下だった。このまま出庫させても良いか」
という問題が出ました。
確かにその程度なら仮に警察に検査されても違反にはなりません。ですが、この問題の答えは×だそうです。
運行管理者として、その者が完全にアルコールゼロの状態になっていないと、営業車で会社を出させてはならないということです。
市販されているアルコール検知器は、段階的な光で表すものもあれば、きっちりデジタルで数字が出るものもあります。どのタイプを会社で採用するかはその会社の自由・・かと思ってましたら、これもちょっと違うようです。
自分が今の会社に入る前にいた以前の会社は、運転を業務とする会社でしたが、とある社員が勤務中に酒を飲んでいて、社用車で飲酒運転で捕まったことがあります。それで陸運局とか労働基準監督署とか警察とか色々来まして、様々な監査が入ったことがありました。
何でもその捕まった社員、夜の勤務中に社用車を店の近くに停め、スナックに入って飲んでるところを、その店のお客が警察に通報して、その社員が、店を出た後、社用車を運転して発進して行ったところを捕まったのだとか。
それでその会社のアルコール検知器は、きっちりデジタルで数字が出て、なおかつスーパーのレジのようなレシートが印刷されて出てくる機械にするように指導されたということです。その出たレシートを全社員が毎日、日報につけて提出するようになりました。
しかもアルコール検査は出勤の時と、業務が終わった時と、2回しなくてはならなくなりました。業務が終わった時にアルコール検査をするのは、仕事中に酒を飲む人がいるためです。1日中、シラフで運転してました、という証明ですね。
一度、仕事中に飲酒運転で捕まった社員がいると、行政機関から会社全体が厳しく監視されるようになるようです。一人の社員が起こした問題は、その本人だけではなく、会社全体に関わってきます。