大腸の内視鏡検査を受けてきました。2022

ご存知の方も多いでしょうが、大腸の内視鏡検査とは肛門からカメラを突っ込んで大腸の中を撮影して検査することです。
自分はこれまで3回受けましたが、「前回の検査から3年経ちましたのでそろそろまた見てみましょうか。」と先生に言われ、今回検査を受けることになりました。

毎度のことですが検査の前に腸の中を空(カラ)にしなければなりませんので、事前に下剤が処方されます。

指示された紙によると検査は午前10時30分からとなってます。それでまずは前日の21時にこういう小さな下剤を飲まなければなりません。
ピコスルファートナトリウム内用液0.75%「日医工」

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前日というのは自分にとっては夜勤なので、勤務中に下剤を飲むことになります。それで勤務中に飲んだらどういう事になるんだろうかとヒヤヒヤもんでしたが、ネットで調べましたらこの下剤、作用発現時間 7時間から12時間と書いてありました。

飲んだら速攻でトイレに直行というものではないようです。7時間後から12時間後といえばもう家に帰ってますので勤務中は大丈夫でしょう。

それで検査当日に改めて大量の下剤を飲まなければなりません。毎回これが負担です。 モビプレップといいまして、袋状の容器に粉の下剤が入っていて、これに2 L の水を入れて下剤を溶かします。

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飲み方の説明書によるとコップ一杯(180ml )を1回分として、それを10分おきに1杯ずつ合計6杯飲みます。

それから水かお茶を3杯飲んで再び下剤を1杯飲んで水を1杯飲んで終了です。

全部で11杯飲むことになります。下剤と水を合わせてほぼ2 L です。途中からお腹がいっぱいになって苦しいです。

この説明書によるとスタートは6時からになっていますが、病院の人には4時から飲んでくださいと言われました。

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検査は10時半からですから、その6時間前からこういった準備をすることになります。前日からの一大イベントです。

前日の21時から下剤を飲んでいますから21時以降は何も食べていません。検査が終わるまでおなかの中に入れていいのは水と、この下剤だけです。

残った下剤は病院に持って来るように言われました。検査するためには便がかなり透明な液体になるぐらい腸の中が空になっていなければならないらしく、まだ色のついた下痢が出ているようだったらそれはまだ出し切っていないということで、残った下剤を病院で飲んでもらいますということでした。

最初に出たくなったのは1杯目の下剤を飲んでから40分後です。
病院に行った時にはまだ透明な便になっておらず再び病院で下剤を1杯とさらに500cc のミネラルウォーターを飲みました。ですから4時からの分から合わせると全部で2.7 L 飲みました。
検査までは10回トイレに行きました。検査の始まる前からしんどいですね。

検査の方は大体時間にして20分から30分です。事前に着替えるように言われまして、こういう尻の所に穴の空いた逆向きのパンツを履くことになります。

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それで肛門から管のカメラを入れるわけですが、写真を撮るためにその部分の腸を広げるために空気を入れます。
ですから腸が張ってかなり苦しい状態です。空気を入れて抜けての繰り返しで、空気が入るたびに苦しくなります。検査の間はずっと苦しんだ顔をしている状態です。

ようやく「終わりました。」の声が聞こえてほっとしました。結果の写真はすぐ見せてもらえます。
自分の場合、おととし入院した時に撮った写真と今回撮った写真を7-8枚ぐらい比較して見せてもらいましたが、自分が見た感じ随分と良くなっているように見えたのですが、先生が言うには「悪いことは悪いですね・・。4段階で一番悪い状態を4とすればこれは3ぐらいです。」と言われました。

は?かなり良くなっているように見えたんですが、素人が見るのと医者が見るのとでは違うんですね。
炎症を起こしている部分というのは赤い点々ができていたり赤黒くなっていたり部分部分によって色が違っていたりして全般的に汚くなっています。

それに対して健康的な腸の壁は、のっぺりした均一なピンク色のような感じです。自分が見た感じ、結構これに近いと思ったんですが、そうでもなかったんですね。
「ポリープに似たものはありますがこれはポリープではありません。」ということで後はガンもなく、腸の炎症がやはり結構あるということでした。

腸の炎症はすなわちトイレの回数に直結しますが、3ヶ月ぐらい前から現在まで1日「大」が4回か5回ぐらいで、以前のように20回ぐらいということはないので、この状態でも自分としてはまだなんとか良い状態です。

炎症の方があるのは事前から想定していましたが、ガンはなかったのでそっちの方はほっとしました。
検査自体苦しいのであまり何回も受けたい検査ではありませんが、これが最後ではないでしょうね、またいずれ受けることになります。

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