求人広告から、ブラック企業を判断する
ブラック企業・・よく聞く言葉ですね。長時間労働、低賃金、休みもほとんどなし、超ハードなノルマが課せられている企業などのことを言います。
出勤するのが地獄のようなパワハラの職場も含まれます。時には過労死や自殺者も出てきます。
「求人広告でブラック企業を見抜く」という記事を見たことがありますが、以下は、その記事の記憶を元に書いたものです。
個人的には考え過ぎという感じもしないわけでもないですが、ある程度の基準にはなるでしょう。頭の片隅にでもおいておくのも良いかも知れません。
本当に新規の会社で人を募集している場合も、こういった言葉で募集があります。その辺りは自分で判断するしかありません。
●幹部候補生募集
何年も存在している会社なのに幹部候補が足りないということは、人が定着しない、すぐ辞めていく企業だと判断できます。また、入ったばかりで給料も最低ラインのはずなのに、すぐに役職につけるということは、肩書きはすぐにつくものの、責任もそれに伴って発生します。入社して間もない時期から、毎日木端微塵(こっぱみじん)に怒られる日々に突入という図式もあり得ます。
●手取り25万円以上可
これはその会社のトップの人の給料を表している場合がほとんどです。確かにこういう人が1人か2人でも存在するのであれば、嘘ではありません。
ただ、大半の人はこの80%くらいの給料で、入ったばかりの新人の人には到底無理なレベルです。
入社すなわちこの給料とは考えないことです。
●中途採用のハンデなし
上記と同様に万年人手不足、すなわち、入ってもすぐに人が辞めていく企業ということが考えられます。
●経験不問、未経験者大歓迎
結構誰でも出来る仕事ということで、能力によっての昇進の可能性は低いです。
ひたすら時間でカバーする内容が多く毎日、異常な長時間労働を強いられる場合もあります。
ただ「未経験者大歓迎」に関しては、「元々この業界にいた転職希望者だったら業界の悪いことを知っているから、まっさらな未経験者を自社で教育したい」という企業もこういった広告を出します。
この広告文に関しては一概に言えないですね。
●頑張った分だけ稼げます
これは結構重要ですね。頑張るというのは、長時間働いたという意味ではなく、実績に応じた給料となるという意味です。
すなわち、あなた個人の売り上げに応じた給料という意味で、歩合給です。
実績が悪ければ最低ラインの給料ですし、成績が悪いのがずっと続くと、そのうち会社に居づらい雰囲気になってまた辞めるようになります。
営業力に自身のある人だけが応募すべきでしょう。