最近の車の装備で見かけなくなったもの。
昔はこれが普通でも、いつの間にかなくなってしまったものってありますね。自分が会社で乗っている営業車にはまだ以前の設備が結構残っておりまして、自分の自家用車と比べると結構違いを感じることがあります。
昔は車の前方にバックミラーがついてるのが普通でした。最近では新車でこの形で販売されているものはほとんどないですね。ほぼ全てドアミラーです。
ですが今でも会社の営業車と自家用車とで両方の種類を運転している自分としては圧倒的にフェンダーミラーの方が見やすいです。
左右の鏡を見る際でも首をそれほど振らなくても良いですし、特に雨の日はすごく違いがはっきりと出ます。
自家用も会社の営業車も自分が使う車にはバックミラーに水滴がつかないというガラコを塗っているのですが、フェンダーミラーの場合フロントガラスを通してミラーを見るので、フロントガラスはワイパーで水滴が取られますから大雨の日でもまるで晴れの日のごとく後ろが見えます。
ですがドアミラーの場合、運転席の窓と助手席の窓を通してドアミラーを見ることになりますので、ドアミラーに水滴がついていなくても窓ガラスに水滴がついているため非常に見えにくくなります。
●シガーライター
現代ではシガーソケットの穴は電源を取るものとして定着していますが、昔はここにシガーライターというライターが設置されてましたね。
このシガーライターを押し込んで何十秒が待つとパチンと外に出てきて電熱線が熱くなっており、それでタバコの火をつけることができました。
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●灰皿
昔は灰皿が標準装備とは言いませんが、多くの車についていました。今ではどうなんでしょう。自分の自家用車であるフィットにはついていません。
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●土足厳禁
昔は車に乗る時には土足を脱いで運転席でスリッパに履き替える人が結構いました。それだけ車を大事に乗っていたということですね。駐車場に靴を忘れてそのまま発進して駐車場の靴はそのままという状態がよくギャグになってましたね。
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●車のカギ
今ではイモビライザーなどの防犯システムが主流でエンジンをかける際でもボタンを押したりレバーをひねるのが普通ですが、昔はこういう家のカギのような物が車のカギでした。
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こういう車のカギの方がカギ屋さんでスペアが作れて便利だったんですけどね。予備のカギは車の底の方に磁石でくっつくカギ専用のボックスが売られてまして、カギをなくした時のために車体の下の方にカギを隠している人もよくいました。盗難防止という観点から単純なカギがなくなっていったのも時代の流れですね。
●くるくる回すハンドル
今ではパワーウィンドウが当たり前でボタンで窓ガラスが上下しますが、昔はハンドルをくるくる回して窓を開けたり閉めたりが普通でした。
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このハンドルは「ウインドウレギュレーターハンドル」という名称だそうです。
パワーウィンドウの場合、ダムとか海に車が転落した場合、電子系統がダメになったら窓が全く開きませんし、水圧でドアも開かなくなっていますからそのまま車の中に閉じ込められることになります。窓ガラスを割って脱出するしかありません。
ですがこういったくるくる回すタイプのハンドルですと手動で窓を開けてそこから逃げることができます。エンジンがかかっていなくても窓の開け閉めができるのが利点です。
もちろん車が水に転落するというのはごくまれな事例ですから、メーカーもそのことを主体に製造するわけにはいきません。やはり便利さを追求するとパワーウィンドウになります。ですが自分はこの原始的なくるくる回すハンドルの方が安心できますね。
●車は何キロ走れるのか。
これは昔の装備とは関係ありませんが、会社にある営業車でメーターの部分を撮ったものです。現在の走行距離が91万kmぐらいです。まだ現役で使われています。トラックやバスではなく一般の普通乗用車です。
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だいたい普通の車でしたら10万kmを超えたら廃車とかポンコツとかいうイメージがありますが、全くそんなことはありません。きちんと手入れしていればこれぐらいはもちます。